先日、仕事で自分でも情けなくなるようなミスをしてしまいました。
僕の場合、仕事のミスがなかなか頭から離れません。しかし、ミスをしない人間はいません。(自分で自分をなぐさめます)
ミスをしたあとに、いかにひきずらずに切り替えるか。それが、社会人生活の荒波を乗り越えていく大きなポイントになると思います。
今回は、仕事のミスが頭から離れないときの切り替え方を自分なりに整理してみました。
切り替え方
1, 「今のミス」は「未来の大きな失敗」を防いでくれると考える
人間、順調にいっているときほどついつい調子に乗ってしまうものです。たいていそんなときにミスは起こります。今回の僕のミスも振り返ってみれば、そういうところがあったと思い当たります。
「今のミス」をきっかけに自分をいましめ、しっかりと心をひきしめて仕事をする。同僚に対しても横柄な態度を取るのではなく、謙虚な姿勢で誠実に接していく。そんな自分の変化が、「未来の大きな失敗」を未然に防ぐ助けになるのではないでしょうか。
そのように、「今のミス」が「未来の大きな失敗」を防ぐことに大いに貢献してくれたと、前向きに気持ちを切り替えていく。「マイナスをプラスに変えていく」こと。これが社会人にとって大事なこころがけだと思います。
2, 信頼できる人にミスのことを話す
つぎに、信頼できる人にミスのことを話してみるのも一手だと思います。
ぼくの場合は、その信頼できる人は奥さんです。人によっては上司だったり、同僚だったり、まったく仕事に関係のない友人だったり、人それぞれだと思います。
そのように自分が信頼できる人に、ありのまま、自分のミスをさらけだして話してみると、話しているうちになぜかわからないけど心が落ち着き、案外、自分のミスがなんでもないこと、少なくともそこまで深く落ち込むことではないと気づくこともあります。
また、話した相手が的確にアドバイスをしてくれることもあると思います。先日の場合も、奥さんが自分のミスと似たような失敗談を話してくれました。それを聞いたおかげで、今回のミスを自分の中で不思議と消化することができました。
3, ジョギングなど、運動する
運動も効果的です。僕の場合はジョギングが趣味なので、走ることで心を前向きにもっていくようにしています。頭の中できりかえようとしてもなかなかうまくいかないときは、走って汗をかいてすっきりすることで、心も体もリフレッシュすることができます。
ゆっくりでもいいので、なるべくなにも考えないようにして走ることがおすすめです。まわりの景色に意識をもっていくのも効果的です。でも、どうしてもそういうわけにいかないときは、無理に考えないようにするのではなく、思考を巡らせながら走ってもいいと思います。走りながら、その日のミスだったり嫌なことだったりと向き合うと、だんだんと心が整理されていくこともあります。あと、長い時間走っていると疲れで、落ち込んでる暇がなくなることもあります。
4, しっかり寝る
そして、シンプルに、しっかり寝るということも効果的です。落ち込んでいても、「どうせ寝れば忘れるだろう」くらいに気楽に構えていれば、そこまで深く落ち込まなくて済みます。
そもそも、前項のジョギングや、しっかりと睡眠をとるということで、少々のミスなどで落ち込まない精神面と肉体面の健康を日頃から保つということが重要なんだと思います。
5, 尊敬している人の言葉に接する
ミスをしたときに、自分への励ましになる尊敬する人の言葉を心にもっていると、大きな力になります。
僕の場合は、村上春樹さんの、つぎの言葉です。(いずれも「走ることについて語るときに僕の語ること」より引用)
「誰かに故のない(と少なくとも僕には思える)非難を受けたとき、あるいは当然受け入れてもらえると期待していた誰かに受け入れてもらえなかったようなとき、僕はいつも少しだけ長い距離を走ることにしている。いつもより長い距離を走ることによって、そのぶん自分を肉体的に消耗させる。そして自分が能力に限りのある、弱い人間だということをあらためて認識する。」
「腹が立ったらそのぶん自分にあたればいい。悔しい思いをしたらそのぶん自分を磨けばいい。そう考えて生きてきた。」
自分の思い通りにならなかったときや悔しいことがあったときに、自分を磨いていく姿勢を大事にしているという言葉です。素敵な言葉です。
ミスをしたときに、あれやこれや理由をつけて責任のがれしたり、他人のせいにしたりする人もいます。(ときには自分も!?)でも、そうではなくて自分を高めていこうとする自分でいたいとぼくは思っています。
おわりに
今回は仕事のミスが頭から離れない時に早く切り替えるおすすめの方法5つをご紹介しました。紹介した方法も、その時々によって一番効果がある方法が違うと思います。落ち込んだらこれをしてみようという自分にとって一番効果的な引き出しがあればあるほど良いと思います。